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2025年の総括

·125 文字·1 分
著者
polyohm
著者
ヒドロ
🦜のしもべです。

走馬灯
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3月
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ちょっとした分岐点、あるいは精算イベントがありました。NDA(秘密保持契約)を結ぶような手打ち事だったので詳細は墓場まで持っていきますが。

​当時、妙に投稿が多いなと思いませんでしたか? あれは単なる暇つぶしであり、嵐の前の静けさであり、今思えば「再びの春休み」でした。タイに遊びに行ってたし。

​水面下での大人の喧嘩に勝って背負っていた重たい鉄球が外れ、お釣りまで貰って、気づけば不安定に安定し、住所不定になりました。

マイナスから一気にプラスへ。改めて悪運だけは本当にいいなあと思った次第です。なかなか死ねない。

6月
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ぴたけっと4。初めて「出す側」に回った同人誌即売会でした。勢いに任せて一気に3冊、それぞれ50部ずつ。冷静に考えたら計150部です。いくらオンリーイベントとはいえ、小説本でその部数はやらかしたと思いました。

​でも、蓋を開ければ1冊完売で他2冊も少部数に。皆様に手に取っていただき、励ましの言葉もいただけて、私は幸いでした。

​売り子は、動画でもおなじみの2名にお願いしました。私の性癖なんぞ10年前からバレていて今更ですし、何より原則として人間が嫌いでドギマギしてしまう私とは違い、即売会と接客の経験豊富な彼らの立ち回りは本当に助かりました。

逆に、発行責任者のくせにフラフラと席を外しがちですみませんでした。改めてお礼申し上げます。 ​打ち上げはシズラーへ。焼肉と違って自分で肉を焼く労働をしなくていいのが最高ですね。次はお寿司かな。

8月
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北海道の超CS完走。 使用デッキはアナカラーマルル。 理由はドラゴン基盤ではないデッキで、あのドスケベドラゴンこと《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》を強く使えるデッキだったからです。 当時の環境は体感、ループより殴ってくる山が多く、相手がカードを実行するたびに攻撃をロックするステラの効き目は抜群でした。間に合えばターンが返ってきます。間に合えば。

初戦の相手は、当時はまだ研究段階だった青単サイバー。 こちらはお祈りで《修羅の死神フミシュナ》を投げて1ハンデスを狙いましたが見事にハズレ。 返しに飛んできたのは後攻3ターン目の《マクスハト》。 そこから「サイバー・メクレイド5」で捲れた《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》が、手札進化GVで飛び出してきました。 3ターン目にしてジャストダイバー持ちのT・ブレイカー。しかも攻撃時のメテオバーンで2ドローしながら盤面を2枚バウンスして、下敷きにした《昇カオスマントラ》で増殖するという理不尽。当然のように受けはブロッカーと選ぶタイプなので轢き殺され、私のやる気もバウンスされました。

その後はノロノロと勝ち負けを繰り返し、辛うじて予選は完走しましたが、本戦には上がれず。ステラの輝きを見ただけの日でした。2025年12月30日時点でステラが4000円しているのを見るに、やはり彼女は本物でしたね。

サイバー相手にはもう一回当たっているのですが、相手がもたついている間に《∞龍 ゲンムエンペラー》が間に合って詰ませました。最近は下火だけど天門の頃からお世話になっています。

10月
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10月末をもって、pixivへのAIイラスト投稿が丸3年を迎えました。 私は日本における現行法とその解釈、そして慣例を遵守し、プラットフォームの規約にも従いました。AI利用であることを理由にしたアカウント停止処分が下れば甘んじて受け入れて、ただ粛々と。

空を飛び交う「反AI」の皆さんの罵詈雑言。直接絡んでくるボケはいませんでしたが。10年前から物書きとして積み上げた実績が防波堤になったのでしょう。「無産」煽りが通じない相手だと理解する程度の知能はあったようで何よりです。それでも薄気味悪い羽音には常に殺意を覚えていました。私は法を越えて他者の権利を制限しようとする人間は社会契約の中で生きるに値しないと考えているので。

結果は108週連続投稿。「3年も持たない」と宣った有象無象は、今どこで息をしているのでしょうか。

この活動ゆえに縁が切れた人々もいます。 「どうかそれぞれの道を……」などと綺麗事を言うと思いましたか? 法を軽視し、感情だけで動き、動作性IQばかり鍛える馬鹿者ども。せいぜい苦しみ、可及的速やかに野垂れ死ぬことを祈っています。 でも、ごちゃごちゃと御託を並べる割に、その二次創作イラストが私の一次創作小説よりブクマ数が低いのを見るたびに笑いが込み上げてくるので、その無様な道化はもう少し続けていても構いません。

何より許し難いのが、当初は好き勝手に石を投げておきながら、後にしれっと生成AIの恩恵に与ったり、過去の投稿をこっそり削除している手合いです。 自分で吐いた唾の味はどうですか? 随分と美味そうに飲み込んでいますね。 そういう義理を通さない変節漢こそが、私は一番気に食わない。その汚らわしい二枚舌と日和見主義、未来永劫軽蔑します。

さて、この表明と以下のFAQを以て、私の「戦い」はおしまいです。 もうそっちには関わりません。

ここから私の活動がこれ以上制限される可能性は低く、時勢は決したと思うので。

FAQ
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Q1. AIは他人の絵を継ぎ接ぎした「コラージュ」に過ぎないのでは?
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A. 技術的・物理的に誤りです。

生成AI(拡散モデル)は、画像を断片化して保存しているのではなく、画像からノイズを除去する過程で学習した「確率分布(パラメータ)」を持っています。数十億枚の画像を数GBのモデルに圧縮している事実からも、元の画像を保持・コラージュすることは物理的に不可能です。学習は「盗み」ではなく、法的に認められた「情報解析(パターン抽出)」にあたります。

Q2. 無断で学習するのは泥棒であり、著作権侵害ではないか?
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A. 法的誤謬です。

日本の著作権法第30条の4により、AI学習(情報解析)のための著作物利用は、原則として権利者の許諾が不要です。法が「適法」と定めている行為を「泥棒」と呼ぶことは、法治国家における定義を無視した誹謗中傷に過ぎません。Google翻訳や検索エンジンも同様に無断学習を行っていますが、これらを許容し画像AIのみ攻撃するのはダブルスタンダードです。

Q3. プロンプトを入力するだけで「絵師」を名乗るな。創作性がない。
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A. 最新の司法判断と矛盾します。

2025年11月の千葉県警の事例において、2万回の試行錯誤を経たAI生成物に著作権が認められ、無断使用者が検挙されました。プロンプトの推敲、パラメータ調整、取捨選択というプロセスは、写真家が構図や設定を選ぶのと同様に「創作的寄与」として法的に認められています。

Q4. 私の絵柄(画風)をパクるな。
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A. 著作権法は「画風」を保護しません。

著作権法が保護するのは具体的な「表現」であり、アイデアやスタイル(画風)は保護対象外です。人間が特定のアニメスタイルを模倣して描くことが合法であるのと同様に、AIが特定のスタイルを出力することも、特定の既存作品と酷似していない限り適法です。スタイルへの独占権を主張することは、文化の発展を阻害するため法は認めていません。

Q5. 海外では規制されているのに、日本は遅れているのではないか?
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A. 日本は戦略的に「機械学習パラダイス」を選択しています。

日本は2018年の法改正により、世界に先駆けてAI学習を適法化しました。これは遅れているのではなく、資源の少ない日本がAI産業で競争力を持つための国家戦略です。また、欧米でもフェアユースやTDM例外規定により学習は一定範囲で認められており、日本だけが特異なわけではありません。

Q6. 生理的に無理、気持ち悪いからやめろ。
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A. 感情で他者の権利を制限することはできません。

「気持ち悪い」という主観的な感情は、他者の適法な表現活動を禁止する根拠にはなりません。法治国家において、個人の自由は法によってのみ制限されます。個人の感情を優先して法を超えた制限を課そうとする行為は、社会契約に反する独善的な態度です。

Q7. 自分のイラストは学習されたくないが、翻訳AIやLLMは便利だから使う。
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A. 典型的なダブルスタンダードです。

翻訳AIも画像生成AIもLLMも、Web上の著作物を無断でコーパスとして学習する仕組みは同じです。自分の利益になる翻訳AIの学習は黙認し、気に入らない画像AIの学習だけを攻撃するのは、論理的整合性がありません。その主張を通すなら、まずあなた自身が翻訳AIや検索エンジンの利用をやめるべきです。

11月
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pixivリクエストで小説のコミッションを受けました。題材はまあいつもの感じ……と思いきや、今回は「残さない」方向性でした。 ご依頼主は匿名の方。おそらく以前も頼んでくださったリピーター様かと思います。今回は初の「相乗り」まで頂きましたが、その方も匿名希望とのこと。出資者としてクレジットされる権利があるはずなのに、あまりに慎ましやかです。

さて、画像生成ばかりが議論の的になりますが、私の本分はあくまでテキストです。 2013年からの相棒であるATOKは、たしか8年ほど前からディープラーニングによる推測変換を搭載し、今後は生成AIの実装も予定されています。私の指先と思考は、とっくの昔にテクノロジーと不可分です。というか、かな刻印のあるキーボードが誕生してなかったら、なっていないと思います。

「AIが主となる創作」の線引きがどこにあるのかは定かではありませんが、イラストであれ小説であれ、全ての起点は私の意志であり、出力された結果に対する責任と愛着もまた、私にあることだけは変わりません。

何はともあれ、久々の執筆に興が乗って文字数はオーバー、お二人から出資いただいたので挿絵も2枚仕立てで納品しました。 本音を言えばもっとエグく、もっと長々と書くこともできましたが、それはリクエストの意図・性癖の濃さ・あと締め切りを越えてしまう気がしたので筆を置きました。 届いた彼らに、満足してもらえていれば幸いです。

12月
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有馬記念は勝ちました。今は空港のラウンジにいます。ビールはこれで3杯目。アルコールが回れば、年の瀬らしい生温かい人いきれも気にならなくなる……かと思いましたが、ダメですね。やっぱり鬱陶しい。

灯りは廻る
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今年一年、私の活動を見ていてくれた皆様へ。まず、私のために怒ったり、擁護の声を上げたりする必要はありません。火の粉は自分で払いますし、売られた喧嘩は自分で買います。貴方達は自分ができてすべき事に集中してください。

ただ、もし貴方がこの技術に興味を持ち、少し触れてみたいと思うなら、こっそりと声を掛けてください。簡単に毒の抜き方と、飼い慣らし方くらいは教えられます。

現行法規を理解し、ただ良き隣人としてそこにいてくれる。 それだけで十分です。それ以上の何を、望めるというのでしょうか。

それから、6月の即売会で売り子をしてくれたお二人へ。 あの時の尽力はもちろん、日頃の諸々も含めて感謝しています。私の扱い方を心得ている貴重な人材ですので、今後も遠慮なく頼らせてもらうつもりです。引き続き、よろしくお願いします。

来年の目標をいくつか。

  • ぴたけっと5に出る。めざせ新刊3冊。 大阪は行けたら行く。
  • ブログとYouTubeの更新頻度を上げる。 残しておきたいことはまだまだある。
  • ゲームを作る。 テキストと画像生成の、その先へ。もっとできることがあるはず。
  • いつかpixivの連続投稿を止める。 義務感で続けるのは違うので。

さて、そろそろ搭乗時刻です。 帰って、おせちを詰めないといけません。

それでは皆様、よいお年をお過ごしください。